12月7日13:07キックオフ@シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 2-0 ベガルタ仙台
前半 1-0
後半 1-0
20分 末吉 塁
61分 本山 遥
入場者数:14,673名
■木山隆之監督
本当にたくさんの方に背中を押していただいた。スタジアムでも、それ以外の場所でも、あとはクラブの歴史を紡いできてくれた方々も力を貸してくださった。我々を支えてくださっているファジアーノ岡山に関わる全ての方の悲願でもあった、初めてのJ1昇格を成し遂げることができて、今は少しホッとしている。
ファジアーノ岡山のサポーターは間違いなく1番だと思う。この3年間、いい時ばかりではなかったが、いつもそばにいてくれて、常にチームを鼓舞してくれて、よくない時も励ましてくれて、勝った時には本当にみんなで喜んでくれて、いわゆる一ファン・サポーターというのではなく、我々の一部だと素直に感じている。
試合は、選手たちが本当にたくましかった。 最初は少し相手チームが長いボールを入れてきて圧をかけられ、押し込まれることもあったが、しっかり前に出ていった時にチャンスを作り、末吉のシュートが入るとは思っていなかったが、それでもそうではなかったとしても、落ち着いてプレーができているように見えたので、 安心して見ていた。
得点が入ってからは、より一層、自分たちの守備の硬さや、攻撃になった時の自信も見えて落ち着いてプレーできていた。2点目が入った時には、これでいけると勝利を確信し、あとはしっかりゲームを締めていくことを考えながらやった。
これまでクラブの悲願でもあったし、私自身も4回のプレーオフではじき飛ばされてきて、もう2度と勝てないのではないかと思った時もあった。
選手たち、コーチングスタッフ、クラブスタッフ含めて、本当にこの戦いを取るためにものすごい努力をしてくれたので、心から感謝をしたい。
■竹内 涼選手
ここまでクラブを創り上げた方々、ずっとサポートしてくれている、応援してくれている方々、本当にそういった皆さんのためにもJ1昇格したかったし、実際に昇格することができて感謝しかない。
今日だけではなく、様々な場所で「応援してるよ」「頑張ってね」と言ってくれる方々がいて、政田の練習場まで来て声をかけてるくれる方々もいて、そういった方々がいなかったらこの昇格は果たせなかった。本当に皆さんのおかげで、皆さんのものだと思う。
今シーズンを振り返って、私自身はこのチームのために人生かけようと思って来たので、そこは今も変わりない。このチームはスーパースターがいるわけでもないので、反骨心や向上心、また謙虚など、そういったサッカーだけではなくピッチから離れたところでも素晴らしい人間性がある選手しかいないので、この選手たちを必ずJ1の舞台で戦って欲しいという気持ちがあり、その思いでずっと過ごしいる。
J1に昇格をしても、僕たちは岡山らしくあればいいし、これで自分たちの振る舞いやチーム・クラブの振る舞いなど、自分たちが大切にしてることは変わることはない。それが岡山の良さだし、それがあったからこそ、ここで昇格できたと思うので、そこはどのカテゴリーにいようが忘れずにいたい。
特に僕がこのチームに何か貢献できたかと言われたら、自分自身は全然できていないし、みんなが一人ひとりが自立して、自分の足りないものや良さを考えながら、トレーニングも試合も積み上げてやってきたので、僕が何かしたというわけではなくて、一人ひとりがやるべきことを、やらなければいけないことを積み上げてきた結果だと思う。