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2024.12.31

お知らせ

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

2024年は、悲願だったJ1初昇格をつかみ取る、クラブの歴史において大変重要な年となりました。長らくお支えくださった皆さまに、そしてファジアーノ岡山の勝利をともに願ってくださった全ての皆さまに、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

Jクラブを持つ街の最大の価値は、その街の方々とともに、大きな目標を共有してそれを達成する、その一連の過程にあると考えています。昨年もJ1昇格プレーオフの期間、岡山に縁のある方々が、ファジアーノ岡山をJ1クラブにしようと行動してくださいました。責任企業をもたない県民クラブですが、目標を共有しながら全員で力を合わせれば、大きな目標を達成できることを証明できたことは、このクラブを皆さまとともに、今後さらに大きく成長させていく上で、とてつもなく大きな意味を持つものと感じております。

2025年は日本最高峰のカテゴリーへの挑戦となり、様々な取り組みが非連続な成長を遂げる大きな機会となるでしょう。シーズンパスはこれまで3,000枚強だったところ、すでに6,000枚を超える勢いでご購入いただいております。また、ファンクラブも同様に大変多くの加入をいただいております。そして、新規ご協賛のお問い合わせも大変多くいただき、日本最高峰のリーグに挑むにあたっての皆さまのご期待を強く感じております。
一方、J1クラブとして不足することも明るみになっております。一つひとつ挙げればきりがないのですが、その中でも、ここで共有させていただくべきことは、資金力とスタジアムだと考えております。

資金力においては、J2クラブの平均営業収入が20億円程度であるところ、J1クラブは50億円強となります。当クラブの現状の見通しでは、2025年度は28億円程度が予想され、それは過去の当クラブの収入と比較したときに大きく伸長はしましたが、一方、J1で戦う上では、大きな差という言葉で片付けられないほどの差を感じる金額差となります。J1に定着し、さらに数年後にタイトルを狙うクラブになることを目指すために、いち早くまずは40億円を達成できるよう、日々の活動に精励してまいります。

スタジアムにおいては、従前から申し上げていた通り、J1にいけば席数が需要に到底見合わないということが現実に起きることとなります。岡山の方に日本最高峰のサッカーをお見せすることを約束してここまで活動を続けておりましたが、今後はスタジアムの収容人数の関係で見たくても見られない方がほぼ毎試合、それも多数いらっしゃることとなります。岡山の方々はもちろん、県外からのビジターサポーターの来岡機会も制限せざるを得ない状況となります。

需要があるのにそれを満たせない、加えて安全な開催を前提にしなければならないにもかかわらず、コンコースの狭さなど満員ではない場合でも不安を抱える状態で、ご来場者の高い秩序とマナーに運用が委ねられる現状は、やはり健全ではありません。皆さまとともにこのクラブを成長させる上で、これらのことがその成長に制限をかけることにもなりかねず、私どもも施設のあるべき姿について、地域の重要なステークホルダーと早急に議論を進めてまいりたいと存じます。

長々とお伝えしてまいりましたが、今季も名実ともに『チャレンジャー』です。しかし、『最高のチャレンジャー』としてJ1で旋風を巻き起こすべく、まずはJ1に定着することを念頭に置きながら、1試合1試合に全力で挑んでまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ

代表取締役社長 森井悠