朝7:00、眠たい目をこすりながらホテルのロビーに集合した選手たちは、朝の散歩に出掛けます。
冷たい風が頬を撫でる中、キャンプ2日目が始まります。
沖縄キャンプで身体をいじめ抜いた後の鹿児島キャンプでは、いよいよ具体的なチーム戦術の落とし込みに取り掛かります。
まずは午前練習では黄色、水色、ピンクのビブスに色分けされた選手たちが、朝露に濡れた芝生の上を、ボールとともに躍動しました。
パス&コントロール、コンビネーションシュートでは、次から次へと選手がボールに関わりあい、一つの形を紡いでゆきます。
3vs3から10vs10へと展開してゆく試合形式の練習などでは、試合の攻守がめまぐるしく入れ替わり、全員がハードワークを徹底します。
一転、午後の練習ではフルコートでの11vs11の試合を行い、状況に応じたプレーの判断を、選手全員で理解しあってゆきます。
「相手に走り負けない姿勢」「攻守の切り替えの速さ」「コミュニケーションによる連携と連動」
そこに対する選手全員の共通理解が、ボールをゴールに、チームを勝利に近づけるのです。
1歩でも1ミリでも、チームが勝利に近づくために、自分の気持ちをボールに込めて、選手はボールを蹴り続けます。
キャンプ2日目の練習を終えて、選手はホテルへの帰路につきます。
ホテルでの夕食を終えて、思い思いの時間を過ごす選手たちは、一日の疲労を癒し、また明日からの練習に備えます。
冷たい風の吹く鹿児島の夜につつまれながら、キャンプ2日目の夜が更けてゆきます。