朝7:00。
シトシトと降り続く雨に、朝の散歩の出足を妨げられて、今日の散歩はホテル内でのストレッチのみとなりました。
鹿児島キャンプ3日目は雨の中でのスタートです。
冷たい雨の降る中で始まった午前練習は、ボールコントロールでのウォーミングアップから、コート全体を使ってのボールポゼッションまで展開していきます。
雨で滑るグランドをものともせずに、全体のハードワークの下にボールも身体もピッチの上を走りまわります。
一方、雨の中でびしょ濡れになりながらも技術を磨くのがゴールキーパーです。
基本的なキャッチングに始まり、セービング、ハイボール、キックと、雨の中でも多くのメニューを精力的にこなしていきます。
午後は雨も上がり、薄曇りの空に時折晴れ間がのぞく中、トレーニングを行いました。
グランド半面にゴールを向かい合わせて設置し、狭いコートをつくりだします。
5vs5から始まったゲーム形式での練習は、そこから徐々にコートの広さを増してゆき、最終的にはグランド全面での11vs11のゲームを行いました。
実戦を想定しての練習では、選手たちのコミュニケーションも重要になってきます。
「アプローチ!」「中を切れ!」「切り替えろ!」
周りを木々に囲まれ、普段は静かなグランドには、ファジアーノ選手たちの鋭い指示の声が響き渡っていました。
鹿児島キャンプも3日目が終わり、チームとしてのまとまりも高まってきたように思えます。
その中で、明日は昨季のKリーグチャンピオン、FCソウルとのトレーニングマッチを行います。
今の自分たちに何が出来るのか、どこまで出来るのか、そして何を得られるのか。
チームはいよいよ鹿児島キャンプでの初陣を迎えます。