朝の散歩が終わり、食事会場に姿を見せる選手たちからは、ピリリとした程良い緊張感が漂います。
鹿児島キャンプ4日目の今日は、本キャンプ初の練習試合を行います。
相手はFCソウル。
昨季のKリーグチャンピオンのチームで、ACLにも出場するタフで技術も高いチームです。
10:00の軽食を終えた選手たちは、試合に向けた集中を保ちながら、移動用のバスに乗り込みます。
キックオフの1時間半前、定刻通りに会場となる国分陸上競技場にバスが到着し、ファジ戦士たちが控室に入ります。
音楽を聴きながらゲームをイメージする選手、ストレッチに余念がない選手、グランドの芝状況を確認し、自分のプレーとスタジアムの雰囲気をシンクロする選手、選手各々が、万全の状態で試合に臨めるように集中を高め、準備してゆきます。
13:00キックオフの試合は50分×2本の変則ルールで展開されました。
フィジカルコンタクトに優れるFCソウルに対し、鋭い攻守の切り替えと、走力、ボールポゼッションでボールを展開するファジアーノ。
互いに見せ場を作りながらも、前半38分、ゴール前の混戦から1失点を献上し、僅差で敗れる形となってしまいました。
しかし、各々の選手たちが、試合の後に喋りながら、今日の試合を振り返り、修正しあう姿をみると、結果として敗れた中にも、多くの収穫があった試合だったのではないでしょうか。
1日中集中しきった選手たちを、ホテルの美味しい料理が出迎えます。
疲れ切った選手の胃袋にアグー豚の角煮が、とろりと染み込みます。
鹿児島市から頂いたミカンジュースも、選手の疲れた身体に染み渡ります。
今日の試合で感じたことを、Jリーグ本戦に活かすべく、ファジ戦士たちは明日もひたむきに練習に打ち込みます。
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【岡山】vs【ソウル】
0−1
0−0
0【合計】1