早朝、頬に吹き付ける冷たい風を予想して外に出ると、ほのかに温かい空気につつまれます。
相変わらずの曇り空の鹿児島ですが、昨日よりも暖かい気温に、春の訪れを感じさせられます。
午前練習は、センターサークル内でのジョギングやパス交換をしながらのウォーミングアップから始まりました。
シャリシャリと火山灰をボールにまとわせながら、気持のよいリズムでパス交換していきます。
次に、コート半面を使ってのボールポゼッションを行います。
静かな健康の森グランドに、選手たちがボールを蹴るパチンパチンという音が響き渡ります。
午前の最後は、全面を使用してのゲーム形式の練習で締めくくりました。
午後の練習は3人一組でのウォーミングアップから始まります。
3人が流動的にパスを出したり受けたりしながら、ペナルティエリアの幅を往復してゆきます。
足、モモ、胸、頭、いろいろな箇所でボールを受けて返します。
次に、ゴール前のクロスボールに飛び込んでゴールを目指すシュート練習を行いました。
キレのある鋭いクロスボールに対して、ダイビングヘッドやスライディングなど、泥臭く貪欲にゴールを目指します。
その一方で、迫りくるクロスとシュートの雨を、GK陣はものともせず、的確にゴールの枠から外してゆきます。
時には弾き、時にはキャッチし、状況に応じたプレーの選択に迷いが見られません。
最後はグランド全面を使用しながら、チームとしての約束事や、セットプレーなどの確認を行いながら、11vs11のゲーム形式を行って終了しました。
明日、チームは鹿児島キャンプ最後のトレーニングマッチを行います。
相手は同じJ2の九州の雄、ロアッソ熊本です。
蒜山、沖縄、鹿児島と続いたキャンプの成果をぶつけたいと思います。
阿蘇の麓で、ファジ戦士たちは思う存分力を発揮して、戦います。