平素からファジアーノ岡山の活動に御理解と御協力を頂きましてありがとうございます。
2011シーズンを迎えるに当たって、引き続きファジアーノ岡山においては、1.レフェリーに対するリスペクトを体現し、また、2.アクチュアルプレーイングタイムの増加のため、選手がピッチに倒れている際であってもボールを外に蹴り出すことなくプレーを継続したいと考えています。
ボールを蹴り出すプレーについては、ピッチに倒れている選手が重篤な怪我であることを懸念し、一刻も早い治療を受けさせるための善意に基づくものであると理解しています。
他方、倒れた選手の怪我に関する判断を、訓練を受けたレフェリーではなくピッチ上の選手が行うことで、必要以上に安全に傾いた判断がアクチュアルプレーイングタイムを減少させていたとも考えています。
したがって、ファジアーノ岡山においては、ピッチ上に選手が倒れている際は、レフェリーへの注意喚起は行うものの怪我に関する判断はレフェリーに委ねることとし、そのホイッスルが試合を中断するまでは全力でプレーを続けさせて頂きたいと思います。
Jリーグ、天皇杯、練習試合等を通じて対戦頂く各チームの皆様にお願いいたします。弊クラブにおいては、下記の方針に基づき2011シーズンの試合に臨む所存です。
つきましては、できる限り弊クラブの考え方を御理解頂き、可能な範囲で御協力を頂けますようお願いいたします。
・上記の趣旨を踏まえ、ファジアーノ岡山はクラブの方針として、選手がピッチに倒れている場合であってもボールを外に蹴り出しません。
・相手チームのセルフジャッジを促進しないという意味で、相手チームが善意でボールを蹴り出した場合であっても、ボールを相手に返さずプレーを継続いたします。
・ただし、レフェリーボールやスローイン等に際して、レフェリーからプレー再開時におけるボールの帰属について示唆があった場合は、必ずその示唆に従います。
ホーム、アウェイそれぞれのサポーターの皆様にお願いいたします。選手の安全に配慮してボールを蹴り出すプレーや、蹴り出されたボールを相手に返すプレーが善意と尊敬に満ちた行為であるのと同様に、レフェリーの判断を信じそのホイッスルが鳴るまで全力でプレーを継続するのも謙虚で誠実な行為だと考えています。どうか弊クラブの考え方に御理解を頂き、変わらぬ御支援と御協力をお願いいたします。
今後、JFAやJリーグの各会議、公式戦のマッチ・コーディネーション・ミーティング等の様々な機会を通じて上記の考え方を御説明させて頂き、対戦頂く各チームの御理解を得られるように全力を尽くしていきたいと思います。
引き続き、ファジアーノ岡山の活動に御指導と御鞭撻を頂けますようお願いいたします。