今季もファジアーノ岡山の始動は、ウインターキャンプからとなりました。
今回のキャンプは、主にサイクリングで小豆島にある八十八ヶ所の霊場をすべて巡礼し、コミュニケーション能力や判断力、決断力を養うのがテーマです。
選手は朝、クラブハウスへ集合後、フェリーで小豆島へ。
今回のキャンプの拠点、余島にある野外活動センターへ移動し、昼食を頂きます。
昼食後は砂浜に出て、活動開始です。
まずはアイスブレイクで、全員の緊張をほぐします。
2人組で攻守にわかれ、インストラクターの方が指定した体の部位を、攻撃側はタッチしに、守備側はタッチされないように守ります。
写真は新加入の染矢選手対久保選手。
攻めの染矢選手が守備の久保選手の足首を触りにいきます。
このあとは別の広場に移動し、キャンプでの行動を共にする、6班にわかれます。
ASEプログラム(Action Socialization Experience)と呼ばれる、「社会性育成のための実験体験」プログラムを行いました。
様々な課題に対し、それぞれの班ごとのメンバーで様々な意見を出しあい、解決策を導き出します。
目隠しをして、全員の声だけを頼りに、ロープで正三角形を作るという課題にチャレンジしています。
全員が丸太に乗り、地面に降りずに誕生日順に並び替わる課題です。
バランスを崩して落ちると失格で、見た目以上に難しい内容です。
低く固定された棒の下を、地面に触れずに一回転するという課題を難なくクリアする中林選手。
9人でひとかたまりになり、地面に着いてよいのが手4本、足5本という制限で、移動します。
それぞれの課題を終えると、ASEで学んだことを明日からのサイクリングで生かせるように反省会を行い、それぞれの班が発表をしました。
反省会の後は、待望の食事です。
しっかりと食べ、明日への英気を養います。
食事を終えると、明日から始まるサイクリングの綿密な計画をたてます。
八十八ヶ所すべての霊場を、チーム全員で巡礼するルールのもと、効率よくまわるルートを考えます。
サイクリング1日目は、17時までに宿泊するキャンプ場に戻れなければいけない中で、1日目のうちにどれだけ多くの霊場を回れるかが大きなポイントです。
いよいよ翌早朝、干潮時のみ現れる、エンジェルロードを渡って、出発です。