◆長澤徹監督
12,000人以上のお客さん、サポーターの皆さんに入っていただいて、素晴らしい雰囲気だった。同時に讃岐のサポーターも物凄くいい雰囲気を作ってくれて、本当に日本に誇れるダービーと言うかすごく痺れるような雰囲気で試合ができた選手たちは幸せだと思う。いつも応援してくれているサポーターの皆さまに誇りを持って家に帰ってもらえることは、達成できてホッとしている。
ゲームの方は、ちょっと特殊な形を組まれて北野監督はそういうのがすごく、磁石上ではできるがそれを選手が理解して中2日でしっかり稼働してくるのはすごいと思う。指導者としてリスペクトしている。うちも少しバタついた時間はあったが、(ピッチの)中で色んな細かいことを共有しながら少しずつ修正していって、どこかでまずこじ開けるという作業に関しては金珍圭が思い切りのいいミドルシュート、もともと練習中からああいう能力は持っていたので、フリーな状況であそこでボールを持ち出せたのは良かったと思う。
ただ、前半の中で我々のシステムを少し破壊するような形で人を置かれて、それに対して後半に修正をかけていった。特別なことではなくて、サッカーの原理原則から引っ張ってきて、相手のボールの移動中に何をしなければいけないかを整理して入って、後半は落ち着いたと思う。
一進一退の中で押谷が一発ああやって裏に抜け出て自分でPKを取ってというところは、ゲームを作りながらも相手の厳しいところや嫌なところを瞬間的に味方と感じれたところから2点目が入った。
そこからが非常に難しかったが、最終的には相手をしっかり吸収しながらひっくり返す。豊川はもちろん素晴らしいが、あそこまで全体で吸収しながらそこを狙えた、共有できたことが半歩前進かなと思う。
とは言え、ここからが本当の勝負だと思っている。選手にも言ったが、ファジアーノ岡山はやはり謙虚でありたいと思う。勝った後の言動や行動が我々の好不調を作っていくので、そういう意味では本当にここから謙虚に進んで行って、選手と共にまた勝利を追求していきたい。
◆金珍圭選手
今日はダービーを制することができて嬉しい。岩政選手を始め、多くの選手が一丸となって頑張った成果だと思う。
ほかの選手たちの後押しもあって、素晴らしいゴールを決めることができた。今日は運が良かった。自分のアピールポイントはシュートやキックだが、いいところにボールが来てシュートを打ったところ、運よく入った。力を込めてシュートを打つと、ボールが抜けてしまうので、今日は力を抜いて打った。
岡山というチームは一生懸命みんなが頑張るが、家族的な雰囲気もあるので、今のような雰囲気でやっていくと必ずJ1に上がれると思っている。
◆押谷祐樹選手
個人的には(前節まで)9点で、10点に近づいてから点を取れていなかったし、それに加えてダービーということもあって絶対に点を取りたかったし、勝ちたい気持ちがすごくあった。PKを蹴る時には決めていなかったが、助走の時にキーパーの動きを見て決めた。
9点と言う壁に何回も悩まされてきたので、それを乗り越えたのは嬉しいし、ここからどれだけ取れるか楽しみでもある。シーズン前半戦はいいペースで取れていたが、そこからなかなか取れずに悔しく苦しい思いだったが、今日はPKという形で取れて、10点目を取れたことは自信にもつながるし、今後にもつながる。
(スタジアムは)12,000人以上来てくれてすごい雰囲気だったし、やっていてすごく楽しかった。またこうやってたくさん来てくれてたら嬉しい。(岡山の皆さんが)期待をしてくれているのは感じるし、それに応える結果を出すのが僕たちの責任。最後まで頑張っていきたい。
◆豊川雄太選手
体調不良というイージーミスをしてしまったので、点を取らないとやばいと思っていた。きつかったが残り5分に体力を取っておいた。
(後半から入って)流れを変えて攻撃でアクセントをつけることを意識した。赤嶺選手がいるとボールが収まるし、あとは僕と押谷選手で仕掛けて伊藤選手もいいボールを出してくれるので、すごくやりやすい。
ゴールは取りたかったので、走っただけ。本当にきつかったが、体力を残しておいて良かった。赤嶺選手が横に見えたが出さずに行ってしまった。後で謝りました(笑)。
目標の得点数には達していないので、最低でもあと4点。この前の2試合を無駄にしてしまったので情けないし、そのためにも今日は取りたかった。これからまた取っていきたい。
(矢島選手も戻ってきますね?)負けなしで矢島選手を迎えられるので、次が楽しみ。