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2018.03.17

試合

J2第4節 松本山雅FC戦 監督・選手コメント

2018明治安田生命J2リーグ 第4節
3月17日(土)15:04キックオフ @山梨中銀スタジアム

松本山雅FC 1-1 ファジアーノ岡山
前半 0-1
後半 1-0

 

得点者
35分 塚川孝輝
77分 岩上祐三(松本)


◆長澤徹監督
まず、岡山から350名を超える方々に駆けつけてもらって、すごい圧力のスタジアムと化していたが、ともに戦ってもらって非常に勇気をもって戦えた。
同時にヴァンフォーレ甲府が、こういう場所を提供してくれたということで、松本と岡山にとってみたら本当に素晴らしい雰囲気になったと思う。アルウィンは本当に素晴らしいスタジアムだが、芝生改修中ということでどうなるかと思ったが、このスタジアムですごい応援の中でプレーできた選手たちは、試合前にも選手冥利に尽きるなと選手に言ったが、そういう意味で本当にありがたかった。
ゲームの方はお互いの状況は同じだが、やるべこきことを愚直に松本もやってくるので、我々もポイントを絞ってゲームに入った。
最初の20分間は長めのボールでポイントを作られて少し処理にもたついたり、目が慣れるまでとか、芝生の絡み具合で戸惑った部分はあったが、そこからポイントの作り方は整理していて、ポイントを作ってボールを動かしてというところで、前半20分過ぎからはペースを取れた。そういう狙いの中で一つ前でポイントをとって、そのまま早めに仕掛けて、ボックスの中に揃えるのは松本は非常に速いので、揃いきる前に攻撃を仕上げるという部分では何本かいっていたが、そのうちの1本が成就できて、しっかりとプラン通りにできたと思う。
後半に関しては一筋縄ではいかないと思っていたが、やはり松本が作ったこのスタジアムの圧力の中で少し耐える時間と、ボックスの中で割とシンプルにポイントを作られた部分が続いたが、見ていると選手たちはそんなに混乱しているわけでもなく、ボックスの中の対応もうまくいっていたので、しのぎながら、もう1点いけたらと思っていたが、(失点した)セットプレーはバッティングもあって少し混乱があった中で一発やられてしまったが、そこは松本も用意していたセットプレーだったと思うので、こういうことをしっかり糧にしていきたい。
ただ当然予想もしていて、最後行ったり来たりに持っていきたく、選手たちにもそのビジョンを描かせてゲームに臨んだが、最後の行ったり来たりの中で、もうひとつ勇気があれば面白かったと思うが、少し躊躇して逆にカウンターを食らってということになったので、あそこは勇気をもってボックスの中に入っていくとか、ボールをたたいて走っていくとか本当にシンプルなことで、ゴールに入る入らないは別として、もう少しボックス内に入りたかったなというのが本音のところ。
ただ、こういうゲームを激闘覚悟で入って、最後はカウンターの打ち合いになったが、ここからチームを成長させて、最終的に結果はどうであれ、こういうところで勇気をもって前に出られるチームに持っていきたいと思う。中3日でアウェイでの京都戦があるので、しっかり今日学んだ部分を生かして、総力戦で乗り切りたい。

 

◆後藤圭太選手
どちらに転んでもおかしくない試合展開だったが、失点は完全に隙を突かれた形になったので悔しい。澤口選手が怪我でピッチの外に出ている中でリスタートされて、そこに対応できなかった。自分たちで対応しないといけないシーンだったので悔しい。もっとしゃべらないといけない場面だった。
1点取られてからは、もうそれは事実で仕方ないことなので、それをズルズル引きずって勝点ゼロになってしまうことは、ディフェンスラインとしては避けたかったので、そこを踏みとどまれたことは良かったこと。
昨年まで所属していた松本だったが、これまでの3試合と同じように、この試合に全力をかけて戦うことには変わりなかった。
すぐに次の試合が来るので、いい状態で90分間を全力で戦えるように、コンディションを回復させて挑みたい。

 

◆塚川孝輝選手
後半は一方的な展開になってしまって、失点の場面は一人少なかったとはいえ、守れなかった力の無さで勝ちきることができず、悔しい試合になった。
(前半は)相手の前でプレーすることが多かったので、そこで相手の裏を取ることができたので全体的に押し上げることができ、得点のシーンも相手の裏に出て、そういうところが上手くかみ合ってきて、相手も嫌がって自分たちのペースでできた。後半は逆に跳ね返されて相手のペースになって、押し込まれる展開になってしまった。
(ゴールは)思い切り振り抜いたらゴロゴロだったが、いいコースに行ってくれて相手も前に立っていてキーパーも見えにくかったと思うので、ラッキーなゴールだったと思う。イ ヨンジェ選手が裏に抜けてくれて、キープしてくれて、お膳立てをしてくれたので、次は自分がヨンジェ選手をお膳立てしたい。
今はコーチと一緒にシュートも練習しているので、ゴールは嬉しかった。イメージではもう少しアウトにかかって巻く感じだったが、当たりすぎてまっすぐいったけれど、いいコースに行ってくれた。
自分は運動量が持ち味なので、守備だけでなく、得点にも絡める選手になりたいと思っている。そういうところを意識してやっていきたいと思っているが、そこにこだわりすぎて自分の良さを失っては駄目なので、ベースは守備で自分の良さを持ちながら、チャンスがあれば前に飛び出していきたい。