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2018.06.06

試合

天皇杯 第98回全日本サッカー選手権大会 2回戦 監督・選手コメント

天皇杯 第98回全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月6日(水)19:00キックオフ @シティライトスタジアム 

ファジアーノ岡山 0-1 FC町田ゼルビア
前半 0-0
後半 0-0
延長前半 0-0
延長後半 0-1

119分 平戸太貴(町田)

 


◆長澤徹監督
平日のナイトゲームで、天候も雨が降りながらだったが、トーナメントなので勝つか負けるかしかないけど、集まってくださったサポーターの方に申し訳ないと思っている。
ゲームの方は、前のゲームから含めてエネルギーのあるメンバーの方が、勝てる確率が高いと読んで先発していった。
そういう中で、少しリーグ戦から続いている隙の部分。要はここ最近、枠内シュート1本で1点決められたり、2本しか打たれていないのに2点入れられたり、そういうゲームで少し隙があるというか一瞬の隙を突かれてしまう失点の仕方が続いていたので、チームでいつも共有しているが、今日はこういうゲームでどう出るか見ていたが、非常に隙なくゲームを進めていた。そういう意味では、序盤戦のバランスが良かったときのファジアーノ岡山というのを取り戻せたゲームだった。
ゲームは最後の最後にフリーキックの抜けたボールが入ってしまったが、そこはまだまだ足りないところと思いつつ、ゲーム全般を含めて少し最近の課題として残っていたところが払拭された部分に関しては、非常にプラスに捉えている。
ただもう我々はこれでリーグ戦しかなくなったので、メンバーも一丸となってリーグ戦に集中して、自分たちの目標をしっかり追いかけていきたい。

 

◆福元友哉選手
120分の最後の最後に失点して、それまではみんなゴール前で体を張って失点を防ぐことができていたので、それは次の山口戦にも生かしていけると思う。
(初めてのポジションで)まずは自分の走力を生かして、上下動をしっかりすることを意識したが、前半は裏を取られることも多かったので、これからの課題。
勝ちたかったのは率直な気持ちだが、これで終わりではないので、しっかりJ1昇格という目標に繋げていきたい。

 

◆デューク カルロス選手
岡山に入って、なかなか出場機会が無い中でやっと掴んだ機会だったので、チャンスをもらえたことにも感謝をしつつ、ずっとCスタでプレーしたかった気持ちもあったが、とりあえずチームのためにやれることを考えていた。高い位置で何度も攻撃に絡みたいとも思っていた。
高校の頃とプロのスピードなどは違うし、連携もそうだが、一番感じたのは球際などのメンタリティーが高校の時には味わったことのない感覚だった。
高い位置に出たときにクロスを何度か上げたが、その精度が低かったし、高い位置を取ったときに、もっと仕掛けられるような自信を普段の練習からつけていきたいと、試合に出て感じた。
勝利に貢献できる選手になることはもちろんだが、サポーターの皆さんは勝つだけでなく面白いサッカーを観たいと思うので、練習から出せるように努力していきたい。
リーグ戦も出たいが、このままでは全然ダメ。自分もどんどん競争に入っていきたいし、練習から切磋琢磨していきたい。

 

◆椎名一馬選手
勝ちたかった。ここ最近失点が続いている中で、ゼロでここまで来て、最後の最後で失点して、自分たちの甘さやチーム状況を表しているように感じた。
常に長澤監督からはキーパーもそうだし、他のポジションもそうだけど、試合になかなか出られるわけではなくて、11人しか出られないので時を待つしかないと思っていて、今日はその時だと思って試合に出た。
引っ張っていこうとは強く考えていたわけではなく、常に練習している仲間だし、自分が最年長だったが自分の中では年齢とか関係ないし、若い選手にも助けられているし、若い選手が下を向いているときは声をかけて前を向かせて頑張っていきたいと試合に入った。
今日は、全員で守って全員で攻めるファジアーノらしさというか、チームが一つになることはプレーしていて感じたし、自分ひとりで守っていないんだと感じた試合だった。
(失点は)集中が切れたわけではないが、みんなの絶対に勝ちたい、負けたくないという気持ちが裏目に出てしまった部分があったように思う。今改めて考えてみれば『絶対』という気持ちに持っていかれて、ボールしか見えずに周りが見えてない瞬間があった。
天皇杯は終わったが、自分たちが目指しているのはJ1なので、そこに繋げられるようにしたい。ここが、チーム状態が一番変わる瞬間だと思うので、これを勢いに・・・ではないが、J1に行きたいというみんなの気持ちでチームが一つになって戦えたらと思う。