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2019.05.19

試合

J2第14節 FC琉球戦 監督・選手コメント

2019明治安田生命J2リーグ 第14節
5月19日17:03キックオフ@シティライトスタジアム 

ファジアーノ岡山 1-0 FC琉球
前半 0-0
後半 1-0

54分 イ ヨンジェ

7,196人

 

◆有馬賢二監督
思いの詰まったゲームになった。選手一人ひとりが勝ちたいという気持ちをピッチ上で出してくれて、なおかつ、このスタンドで一緒に応援してくださるサポーターの思いで、何とか勝ち切ることができた。
ゲーム的には風の影響がかなりあった。風上を最初コイントスで取れたら…という話はしていたが、残念ながら風下でスタートして、前半はピンチがありながらゼロで抑えようという話をした。その中で、当然風が変わるとかなりアドバンテージがあるので、後半は全然心配ないという話もした。しっかり修正するべき場所と相手の狙いのところと、自分たちがどういう風にボールを運んでいこうかというなかで、しっかりチャンスを作ってくれた。たくさんチャンスはあったが、決めきれない中でも最後にヨンジェがPKをしっかり決めてくれた。あと大きかったのは、ゼロで抑えたこと。センターフォワードの追いからプレッシャー、全員さぼることなく中盤のプレスバック、バイタルを埋めること、ディフェンスラインが体を張って、ゴールキーパーが最後ビッグセーブをやっぱり何本か入れてくれたおかげで、勝点3が取れたと思っている。
J2リーグ自体がそんなに各チームの差のない中で、一つひとつ拾っていくことが大事だということを、すごく痛感したゲーム。また次のゲームにつなげていきたいし、サポーターにも感謝している。

 

◆福元友哉選手
前半はなかなか自分の動き出しができなかったが、後半は自分のペースで動けた。守備で前から追うこと、攻撃では裏への抜け出しを増やしていこうと、後半は意識した。その結果チャンスも多く作れたし、シュートの回数を増やすことができた。
ここ5試合出た中でシュートがゼロだったので、今日はシュートを何本か打てたことはよかったが、決めきる力がまだなかったので、そこは今後つけていかないといけない。自分が決めてやるという気持ちでゴール前に向かっていったが、そういう面では決められなくて残念だったが切り替えてプレーした。
(PKにつながったシーンは)自分がサイドでボールを持った時にヨンジェ選手の動き出しが見えたので、ヨンジェ選手のスピードを信じてパスを出した。ヨンジェ選手が動き出して、GKより先に触ってPKを獲得したのでヨンジェ選手の力だと思うが、もっと二人で連携してその回数を増やしていきたい。裏へ抜けだすプレースタイルでは、ヨンジェ選手と自分は重なる部分があるので、お互いを見ながら裏へ行ったり足元で受けたりという動きを作っていきたい。
数試合勝てていない試合が続いた中で、今日の勝ちは本当に大きかったし、この勝ちを次につなげられるように練習からしっかりやっていきたい。
まずはゴールを狙って、その中でチャンスを多く作ってチームの勝利につなげていきたい。

 

◆イ ヨンジェ選手
連敗がストップできてうれしい。自分がゴールを決める前の後半の立ち上がりに、自分たちが主導権をとってチャンスがたくさんあったので、そこでゴールを決められなかったことは残念。
(PKを獲得した場面は)福元選手とタイミングが合って、いい形でボールを出してくれたことがPKにつながった。リーグ戦でPKを蹴ったのは長崎に在籍していた時以来で、実はすごくドキドキしていたがその弱い姿をGKに見せてしまうと隙になってしまうので、堂々と落ち着いて決めることができた。蹴るコースはGKの動きを見て蹴ろうと思っていた。
(得点ランキングがトップに並びましたが?)得点ランキングに関しては、あまり気にしないようにしている。気にするとあまりいいことがないと思うので、チームが勝つためにゴールを決めることに集中している。特別な準備をしているわけではないが、試合の中の一つひとつのチャンスに対して集中することを意識して今シーズン臨んでいるので、それが結果につなっがっているのかもしれない。
(奥様へのゴールパフォーマンスもたくさん出ていますが?)すごく喜んでくれてはいるが、もっとたくさんゴールパフォーマンスを見たいと言ってくれているので、それも刺激になっている。これからもゴールを決めていきたい。
(4月のMVP獲得は)嬉しい賞ではあるが、自分ひとりでとったものではなく、チームみんなのお陰でとれたもの。感謝している。
シーズンは長いし、試合もたくさんあるので、毎試合勝てるようにチームを勝ちに導けるように一生懸命やっていきたい。

 

◆一森純選手
なかなか勝てていなかったので、勝ってほっとしている。前半うまくいかない試合が続いていた中で、前半はゼロでハーフタイムを迎えようと自分の中では決めていて、風下だったので一蹴りで裏にも飛んでくる状況で、チームとしてコンパクトな状況を作れず、後半に向けて前半は耐えようと思っていた。
最後のところでやらせないことは、ある程度できたと思うが、チームとしてはユニットを前で構えて前から奪いに行きたいところもあるので、次に向けて修正していきたい。結果論だが、ヨンジェ選手のためにもシュートを止めようと思っていた。(相手には得点ランキング1位がいたが)いつも通りを意識した。変に意識して自分が崩れたらよくないので、いつも通り100%でやることを心掛けた。
自分がセーブする前に、コーチングや組織で守れたらいいと思っていたので、その声掛けをハーフタイムでした。
監督もハーフタイムで言っていたが、風の影響が後半は出るから後半はチャンスだとチームとして意思統一できたので、それがそのままうまくいった。
このところ、いやな時間帯での失点は増えていたが、意識しないようにしていてもよぎるもので、チームとして強い気持ちを持って戦おうという話はしていた。
ホームでの勝利は最高。皆さんと一緒に戦って、一緒に喜び合えたので、これは何度でも味わいたいこと。次のホームでも勝ちたい。
勝点は意識せず、目の前の1試合1試合が大切になってくる。終盤戦をいい形でいい順位で迎えるためには一つずつしっかり勝っていくしかないと思うので、上位に食いつけるように次も勝ちたい。