11月16日14:03キックオフ@シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 0-1 横浜FC
前半 0-1
後半 0-0
24分 松尾佑介(横浜FC)
入場者数 17,288人
◆有馬賢二監督
昇格に向けてどうしても欲しい勝点3をとるためにゴールに向かおうという意思統一の下で入っていった中で、少し立ち上がりは耐える時間はあったが、しっかりと自分たちで繋がりながら、危ない場面はもちろんあったが、最後の部分はしっかりと危険なところを消しながらやっていた中で、崩されたというよりは自分たちのミスから失点してしまい、そこから追いかけなければいけない立場になってしまった。もちろん先に取られてしまったので、逆に横浜FCが落ち着いてしっかりと守っていた部分もあるが、その厳しい守備に対してもチャンスは作ってくれたし、実際これだけやれるということは、選手たちには伝えた。ただやっぱり勝点3をとるためにはまだ足りない部分があって、質や、もちろんゲームプランで先に取られてはいけないとか、そういう部分もこれからの、次の一試合も含めて、これだけのファン・サポーターが後押ししてくれた中で、そういうことを最後の一試合でやっていくことが自分たちの成長につながるということを伝えた。
大きな絵は描けている中で、ただ昇格するためにはもう一個やっぱり自分たちで質の部分やディテールの部分を上げていくことで、まだまだ彼らには伸びしろがあるし、次の一試合をその成長につなげられるように練習をやっていきたい。こういう空気の中で選手たちがやれたことは、来年昇格に向けてやっていく中では本当に大事な経験になったと思う。
これを無駄にしないようにまた選手と一緒にやっていきたい。来てくださった皆さんには本当に感謝している。それだけ期待してくれていることを肌で感じたし、当然選手たちも全力でやってくれた中で、でもやっぱり足りないということを、あれだけ応援してくれるんだから、さらに日々政田でやっていく必要もあるし、残り1試合無駄にせずやっていくことというのを本当に感じられた試合だったと思っている。そういう応援してくれる方々、ファン・サポーターはじめ、ファジアーノ岡山を支えてくださっている方々に、また戦う姿というのを選手と一緒にお見せしたい。
◆赤嶺真吾選手
ホーム最終戦ということで、多くの方が足を運んでくれて勝ちたかったが残念。
前半は無失点でいこうとみんなで話していたが、ミスが出てくると失点につながるし、そういうところがまだまだ甘かったと思う。その中でも攻撃はチャンスを作ることまではできたが、ゴールという形で取れなかったので悔しい。相手の動きや味方とのタイミングやコンビネーションでうまくシュートまで持ち込むところまではよかったが、ゴールを決めないといけないので、残念。
次戦はアウェイで難しい戦いにはなると思うが、1年間、チームでやってきたことをピッチ上で表現したい。
◆後藤圭太選手
望んでいた勝点3をつかみ取れなかったのが残念。久しぶりのホームでの試合出場で、入場した時から気持ちが高ぶって、苦しいとき、何度も大声援のおかげで最後まで戦うことができた。
前半無失点で行けば、間違いなく自分たちの勝率が上がっていくんじゃないかというのがあったので、失点は残念だった。前節の金沢戦と同じく早い時間帯に失点して、そこからの戦い方は前節とは全く違ってさらに勇気をもって前を向いていい戦いはできたと思う。後半は勝てる気と、ひっくり返せるイメージしかなく、勇気をもって果敢に攻めることができた。
今回の結果で厳しい状況にはなったが、今日これだけたくさんの方に応援していただいて、岡山のパワーを感じられた。力強い思いを絶対に無駄にしてはいけないので、最後まで勝利を目指して戦いたい。
◆一森純選手
この結果はシーズンを通しての結果で、まだ1試合残っているので振り返るのは早いが、相手は一つのミスを逃さず仕留めてきて、僕らは仕留められなかったという試合だと思っていて、これはシーズンを通しても上位にいるチームと中位にいるチームの差だと思う。
横浜FCとの前半戦では、同じシチュエーションでさらに失点した。今日は、後半に臨むときにチームに対してここから岡山が成長した姿を見せようと入った。その点に関しては、2点目をやられなかったのは進歩だと思うが、あそこから追いついて逆転するところまで持っていけなかったことは残念。1失点して、負けているので責任は感じている。自分がゴールマウスを守っている以上、やられなければ勝点を持ってこられるので、まだまだ自分自身が甘いと感じている。
1年間通してホームで後押ししてもらって、期待に応えられなかったことに対して悔しいしか出てこない。
プロとして、ここで足を止めるわけにはいかない。目標は厳しくなったが、ここでどういう姿を見せるかが非常に大切になってくる。ファジアーノ岡山はまだまだこれからも歩き続けないといけないし、これまでもそうやって先輩方が歩んできた道に僕たちはいるので、その歩みを僕たちが止めるわけにはいかない。しっかり水戸に勝って、最後締めくくりたい。
◆上田康太選手
これだけたくさんの方が応援しに来てくれて、結果で返したかったが、返せず残念。
僕らは同点、逆転までいかないといけなかったので、非常に苦しい立ち上がりになってしまったが、自分たちは戦う意志もあったし、みんなでまだまだこれからと声をかけていたので、まずは一つひとつ返していけるように、失点したからといってバタバタせずに崩れないように心掛けた。キックの調子はよかったので、しっかり合わせられたら、相手にとって嫌なプレーができたと思うが、そこも僕のまだまだなところ。フリーキック、コーナーキック以外でももっとチームに貢献したかった。
自分たちの力がまだまだ足りなかった。本当なら、もっともっと上にいたかったし、いないといけなかった。最後どうこうというのももちろんあったが、1年間通して自分たちがもっともっと強くいないといけなかった。それでも自分たちは成長できたと思っているが、その中でも、もっと勝点を積み重ねないといけなかった。
これで終わってしまっては、岡山の皆さんに申し訳ないし、自分たちがこれから上を目指していく権利もないと思うので、強い気持ちを持って最後の試合に臨みたい。