2020明治安田生命J2リーグ 第2節
6月27日(土)19:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 2-2 レノファ山口FC
前半 0-1
後半 2-1
15分 高井和馬(山口)
52分 イウリ(山口)
56分 清水慎太郎
74分 イ ヨンジェ
入場者数 0人
◆有馬賢二監督
まずは皆さんのご協力のおかげでJリーグが再開できたのは、本当に喜ばしいことだと思う。
その中で全力をもってピッチに立とうと選手を送り出した中で、久々のゲームでもあり、注意していたことでもあるが、2点を追いかける形になってしまった。その中でもまずは選手があきらめずに最後までゴールにタフに迫ってくれたのは収穫。
ただ、先にそういうゲームにしてしまったのはもったいなかった部分はあるし、山口の個のパワフルさは注意していた部分でもあったので、そこはそういうチームであると分かっていた中で、気をつけていかなければいけなかったと思う。次の試合に向けて修正していかなければいけない。
ただ攻撃のところは2点取られた後も慌てることなく、もうちょっとボールが中央で収まると、より良いサイド攻撃というのができたと思うが、途中から中盤やバイタルエリアで収まりだして、外からの厚みと幅を持った攻撃というのが2点のゴールにつながったと思う。
まだまだ精度を上げていくことでチャンスは増えるだろうし、一つひとつのクオリティは上げていかなければいけないが、進化という部分では何本かキーパーから早いボールで飛び出して、チャンスも作れたし、しっかりとゴールを固めてくる相手に対しても崩していける、もしくはさらに中を崩していけるような攻撃ができるようになると、バリエーションが増えていくかなと思う。
選手はあきらめることなくタフに戦ってくれたことは収穫であり、次につなげたい。
皆さんの姿はシティライトスタジアムでは見られなかったが、リモート応援システムで歓声が大きく聞こえて、無観客という様には感じない中でゲームができたことに本当に感謝している。また皆さんと喜び合えるよう、僕たちも勝点3が取れるように頑張りたい。
◆田中裕介選手
前半少しバタついて、その中で失点してしまい、自分たちから流れを悪くしてしまった。
チャンスは作っていたが最後をこじ開けることができず、そういう中で2失点目を後半にくらい、ゲーム的にはかなり苦しい展開になったが、そこからいい声も出ていたので、仕切り直して2点取れたことは収穫。2失点後に、後半残り30分くらいあり、時間的にも余裕があったし、そこまで悪い展開でない中で失点したので、挽回できると感じていた。
選手たちの声もすごく出ていたので、そこが今日はよかった。
中断期間にも練習試合を何試合かして、その中でもビハインドから追いついた体験もしているので、チームとしてはそういうところは成長していると感じている。
前半からチャンスはかなり作れていて、シュートには行けていたし、あとは精度と噛み合えばと…いうことをみんな感じていた。
点が入ったところは、精度が重なったのでそういうシーンを増やしていきたい。
無観客試合への違和感はあったが、それで集中力が切れたなどはなかった。
◆清水慎太郎選手
(ゴールシーンについて)前半はクロスボールに2枚入ることが無かったので、左サイドから厚みのある攻撃で、ヨンジェ選手がニアでつぶれて、その後ろにボールが入ってきたので良かった。ボールが来たので、考える暇もなく反応をしていた。
前半の立ち上がりが良くなかったので、そこは修正してしっかり勢いをもって1試合を通してプレーして戦っていきたい。
無観客で試合をしたことが無かったので、どんな感じかと思っていたが、ゴールをとった瞬間は悲しいというか、歓声が無く寂しかった。リモート応援システムでの歓声は聞こえたが、臨場感は観客なしでは違うし、そういう工夫にも感謝はしているが、欲を言えば観客がいる中でプレーしたい。貴重な経験にはなった。
有馬賢二監督 ハーフタイムコメント
・相手のカウンターに気を付けること
・焦らず相手の状況を見ながらボールを回していくこと
・クロスに対してこぼれ球も含め入っていこう