11月8日14:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-0 FC町田ゼルビア
前半 0-0
後半 1-0
90+3分 徳元悠平
入場者数:3,463人
◆有馬賢二監督
選手たちが本当に勝利への執念を持って戦ってくれた。町田の激しいプレスとチェイシングからのカウンター、ロングボールからのセカンドボールの奪い合いのバトルは前回の対戦含めて予想できたなかで、しっかり選手たちが逃げずに戦った。自分たちがやりたい攻撃を少し我慢しながらも、相手の背後をしっかり狙いにいくことでプレッシングを抑えることが前半できた。なかなかボックス内に入っていく回数は少なかったが、それでも町田の矢印を自分のゴール方向に向けさせることでゲームコントロールができた。
セカンドボールでバトルしながらも隙は必ず出てくるので、そこをしっかり狙いにいって、サイドを揺さぶりながら中と背後というなかで我慢強く戦っていった。最後5枚目のカードとなった上田選手含めて点を取りに行った中で、全員がどこにこぼれるのか予測と反応を速くしよう、常に相手を上回ろうというなかでは、しっかり予測して準備してゴールを取ってくれた。
京都戦は点を取ったあと受けてしまったが、しっかりとクローズしてくれた。
応援してくれている皆さんの声援と、ピッチの状態を含めてクラブのスタッフの準備もあって、ホームで勝点3が取れたことは、みんなで喜び合える勝点3になった。
中2日で今日休ませられた選手もいるし、また次に向けて全員でやっていきたい。スタジアムに足を運んでくれた皆さんに感謝したい。
◆徳元悠平選手
(ゴールは)まずシュートを打つまでに、空中戦で「俺のところに落ちてこい」という気持ちでセカンドボールを狙っていたし、シュート自体は振り切ることだけを考えた。その結果が相手に当たって入った。入ったシーンは全然見えなかったし、みんなが喜んで入ったと分かったくらい必死だった。自分の左側にスペースがあるのが分かっていたので、そこにトラップできればシュートを打てるとセカンドボールを拾う前から考えていた。気持ちで押し込めた。
やっとヒーローインタビューを受けられて、いざインタビューの場所に行くと頭が回らず、慣れないなという感じだったが、みんなの声援はインタビュー中も聞こえたのでうれしかった。
守備は自分のところで最低やられないことを毎試合思っているが、ここ数試合、対人の面で負ける気がしないというか、自分の間合いに持っていけているので負けていないと思う。それは継続して、あとは濱田選手中心に声をかけてやれているので、それが無失点の要因だと思う。
今日はフォワードにボールが入った後にもうワンテンポ、サポートが早ければ前に行けるシーンがあったので、後ろからどんどん出る攻撃をみせられたら、次の上位相手にもやれると思う。
◆喜山康平選手
全体的には少しバタバタした試合だったと思うが、後半に相手の運動量なども落ちて攻める時間が増えると思っていたので、ピンチもさほどなく、最後はみんなの力がゴールを生んだ。
きれいに勝つ、内容も結果もよく勝つというのはずっとできるものではない。ベンチからスタートだったので、ウォーミングアップなどもあるため試合を全て観ているわけではないが、今日は狙い通りにいっているかというと、そういうわけではなかったと感じたが、そういう中でも勝っていくことが大事だし、それでも勝ちを拾っていくことが強いチームなので、その点は良かったと思うが、もちろん内容も結果も追求はしていきたい。
千葉戦の時もサポーターの手拍子での後押しを感じたが、今日もコロナ禍という大変な中でもたくさんの方が来てくれて、サポーターの皆さんのためにも勝ててよかった。
僕はラスト15分くらい入っているが、その時間帯は例年に比べて相手もこちらも体力的にガクッと落ちる感じはあるので、そういう中で最後までいかにミスなくできるかが大きいと感じている。今日は徳元選手のシュートがコースが変わって入ったが、ふかしていたら入っていないし、あの時間帯でも低いシュートを打ったから入ったと思うので、技術的な部分を追求していくことがこういう連戦の差に出ると思う。あとはホームのサポーターの皆さんが、最後まで手拍子などで雰囲気を作り出してくれているので、ピッチの中でもいける、何か起きるんじゃないかと感じながらやれている。
攻撃は昨年よりできること、幅が少しは広がってきていると思うし、その分、安定感はもっと上げていかないといけない。出場機会がなかった選手も徐々につかんで、選手層が昨年に比べると厚くなったと思う。
(長いリハビリから復帰して)試合が恋しかったので、試合に出られることは幸せに感じているし、出場時間はそんなに長くないが、たくさん出たい気持ちでいるので、明日からまたいい準備をしていきたい。
やっぱり順位を上げていきたいので、順位が下でも上でも、どんな相手でもとにかく勝ちたいし、次はアウェイだが今日のいい流れを持ち込んで、みんなで勝ちに貪欲にいきたい。
有馬賢二監督ハーフタイムコメント
・焦れずにセカンドボールを拾っていくこと
・奪ったあと、シンプルに周りを使うこと
・サポートを速くしてクロスには枚数入っていこう