8月9日19:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-0 レノファ山口FC
前半 0-0
後半 1-0
78分 上門知樹
入場者数 4,038人
◆有馬賢二監督
今までやってきたベースは決して悪くなく、そこに上積みしていこうとやってきた。今日、しっかりと自分たちが高い位置で奪いに行く意識を持ちながら、行くところ、行かないところをコントロールできた。中を閉じながら外で回させて、中のボールにもケアをしてくれた。
奪った後、新しく入ったデュークを含めて背後に出ていくことで、相手のDFラインを押し下げられた。前半、チャンスを作れたが取り切れなかったことは課題だが、後半は背後と中で相手のスペースを突きながら押し込む時間が増えて、セットプレーの数も増え、用意してきたリスタートのキックの質、飛び込むヘディング、中の準備など、質はまだまだ足りないが積み上げてきたことが出せた。
選手たちが一番サポーターの皆さんに勝点3を届けたいと思う気持ちが強く、その気持ちを持って今日も戦ってくれた。いつも応援してくれる皆さんに、久々に勝点3を届けられたことはよかった。これを選手たちと一緒に続けていきたい。
◆ミッチェル デューク選手
ホームで初めての試合を、勝ちで終わることができて嬉しい。関わっている全ての人がハードワークをして、つかみ取った勝利。
個人的なパフォーマンスはベストには程遠いが、このチームとともに戦う中で、選手たちと相互理解を深めて自分のベストに向かっていきたい。
今日試合に出て、順位も上に行けることを確信した。どんどん練習し、相互理解を深めれば、もっと上に行ける。そして、今日の勝利は、自分たちのベストを出し切って勝ったのではなく、自分たちのベースで勝ち取ったもの。このベースにどんどん積み上げていくことで、チームはさらに強くなり勝つことができる。今日は味方のクロスに対してヘディングしようとしたが、自分の動きとは逆にクロスが入ることもあり、時間が短いので意思疎通がまだ足りていなかった。練習を重ねていけば、確実に勝利を積み重ねることができる。
監督からは、守備のことを最初に求められた。上門選手とうまくディフェンスをして相手の進入を許さないようにというもので、攻撃に関しても、どんどん改善していきたい。上門選手とは紅白戦や練習の中で、上門選手がどんなプレーをしたいか、逆に自分は上門選手に対してこういうプレーをしたいという意志疎通を図れたので、すでにお互い少しずつ理解しているが、今後もっと深まっていくし、ゴールを生み出せると期待している。
◆安部崇士選手
(得点に繋がったセットプレーは)試合前の戦術ではファーサイドで準備をしていたが、あのコーナーキックの前に井上選手に代わってほしいと伝えて、ニアに飛び込んだらボールが来たので、ラッキーだった。
デューク選手は合流して1週間で、完全にすり合わせられてはいなかったが、どういう選手かいろんな場所にボールを入れてみて試しているような感じだった。チームとして今日はそういうチャレンジ精神を、良い方向に持って行くことができた。
僕と井上選手では、名古屋戦の反省として90分間無失点で抑えることを話していた。群馬戦もそうだが一瞬の隙を見せることで引き分けだった試合が負けたり、勝てる試合を引き分けにしてしまったり、それは、もうしたくないと練習後に話す機会を設けて話をした。皆さんから見たら0‐0でじれったいかもしれないが、僕たちからはまず無失点が使命なので苦ではなく、それをやらなければチームは勝てないので、今日遂行できたことは嬉しい。
リードしてからは、最後にゴールを決められそうなところにキーパーがいたり、みんなで弾き返すことができたことはよかった。失点は不運なことが重なって入ってしまうことも多々あるので、仕方ないと思う部分もこの数試合では感じていたが、今日もできる限りのことをやっただけで、それが無失点に繋がってよかった。
僕はファジアーノ岡山に来てから全ての試合に勝つつもりで毎試合準備をして、メンタルの部分も強化をして1試合に臨んでいるので、リーグ再開だからということに限らず、これまで以上に準備をして、新しい仲間も増えているのでお互いの良い所をどんどん抽出して試合に臨んで、現時点の上位相手にも勝っていかないといけない。選手一人ひとりが同じ気持ちでやってほしいと思っている。
有馬賢二監督 ハーフタイムコメント
・守備は我慢しながらやること
・攻撃はクロスに対して全体で入っていくこと
・勝点3を取りに行こう