9月26日13:03キックオフ @シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山 1-1 ブラウブリッツ秋田
前半 0-1
後半 1-0
14分 武 颯(秋田)
90+5分 安部 崇士
入場者数 4,835人
◆有馬賢二監督
バトルになるとわかっていたが、あまり取られたことのない時間帯に先制点を奪われ、攻撃でもいつものような運び方ができなかった。その中で前半のうちに糸口は見えていたので、ハーフタイムに共有した。点を取るためにはFWの選手がゴール前にいる回数を増やさないといけないし、後半は人を代えながら枚数は入って行ったが、パワーを持って入って行くことが必要。
守備や攻撃のプレーの原則を一つひとつやっていくことで良い攻撃、良い守備になる。前半はボックスに入って行く回数は多くできなかったが、後半はそれができたものの、全体で時間を作りながら、前向きでボックス内に入って行く回数は増やしていきたい。
裏へ出て行く、幅を使うなどのトライはしてくれているので、できた部分と足りなかった部分を共有しながら次の試合に向けてやっていきたい。
かなり難しい展開にしてしまった中でも、これだけの応援をいただき、そのパワーを持って選手たちは最後にゴールをこじ開けてくれて、最低限の勝点1を取ることができた。次に勝点3を取って皆さんと喜び合えるようにやっていく。
◆安部崇士選手
キーパーがボールをこぼすかなと思い、最後まで準備した結果、ゴールに繋がった。(パワープレーでゴール前に上がった梅田選手は)キーパーに対しての競り方があったようで、あそこで潰れてキーパーがキャッチしずらい形に持っていったと先ほど聞いたので、梅田選手に少し感謝をしたい。
Jリーグ初ゴールは、加入してからずっと狙っていたことで課題でもあるので、課題を持って試合に入ってそれが結果に結び付いたことは自分を褒めたいし、それが勝ちに繋がればより価値のあるゴールだったと思うが、最低限のゴールにはなったと思う。
セットプレーや最後のパワープレーを含めて、FWだけに頼っていては勝てないと思っていたので、自分に対して課題を持ってやっていた。
(失点は)僕が前でチャレンジして空けたスペースに走り込まれて失点して、いろんな要素が含まれているとは思うが、ここ最近失点が続いているのは岡山の良さが出せていないと思っているので、そこは改善しないといけないし、もっと良いものにしていかないといけない。
今日に限って言えば、前半は守備の部分では相手に上回られたところはある。球際で負けたというよりは、相手の主戦場に持って行かれた。J2で勝てるチームになるには、自分たちのペースをどれだけ長くするかということが重要。自分たちの良さを再確認して強めていくことが重要。
◆石毛秀樹選手
前半は相手のFWがヘディングで競るときに良い形で競れずに、セカンドボールも拾えなかったので、前半がもったいなかった。
チームとしてボールの動かし方というか、自分を含め相手の選手間にフラフラ浮いている選手が重要。そこに良いパスが入ったときに、相手のどのポジションの選手が食いついたから、どこのスペースが空くということに繋がるので、その浮いている選手に出すパスで状況が変わらなくても、そこでボールを動かすことで別のスペースが空いたりするので、それを全体で共有できれば、いざスピードアップしてスペースや背後を取りに行くときに、もっと取りやすくなる。一発で良いことをしようとせず、全体でボールを動かしながら相手が崩れるタイミングなどをうかがいながら行けば、崩せるのではないかと思う。
このチームの良さは、2017年にいたときもそうだが、最後までみんなが諦めずに団結しながらゴールを目指すところ。今日もそういうところが出た。それを今度は勝ちに繋げられるようにしたいし、この引き分けは良い方向に響いてくると思うので、最後に点を取れて引き分けたことを次の試合に良い流れとして持っていきたい。
有馬賢二監督ハーフタイムコメント
・しっかり競ってカバーしてセカンドボールを拾うこと
・シンプルに前を使ってサポートを速くすること
・焦れずにみんなで合わせて点を取っていこう