株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブは、2021年7月9日に開催した臨時株主総会において決議された「減資及び第三者割当増資」を実施し、その手続きが2021年11月19日をもちまして完了いたしましたので、お知らせいたします。
項目 | 変更前 | 減資後 | 増資後 |
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資本金 | 98,250,000円 | 982,500円 | 62,732,500円 |
資本剰余金 | 36,250,000円 | 133,517,500円 | 195,267,500円 |
発行済株式数 | 269株 | 269株 | 516株 |
代表取締役社長 北川真也コメント
このたび、減資および第三者割当増資を実施し、安定した経営を行うための基盤を整えることができました。関係各位の絶大なるご支援とご協力に、厚く御礼申し上げます。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大は、試合運営のみならず、経営にも大きな影響を及ぼしました。そのような中、弊クラブでは経費の削減や新たな収益事業の創出を試みながら、同時に初めての借り入れを行うことで、クラブの存続を図りました。2021年が終わろうとする今日もコロナ禍は続き、完全な収束の見通しが立たない中での活動を余儀なくされています。
今回、減資及び第三者割当増資を実施した目的は主に二点です。
一つはJリーグクラブライセンスにおける財務基準の観点で、債務超過のリスクを低減させたいということ。
もう一つは、事業を行う上で重要なキャッシュフローに対する備えとして、資金を手当てしておく必要があるということです。
もちろんいくら資本金を厚くしたとしても、赤字の結果として債務超過に陥る、またはキャッシュフローに支障をきたす可能性は大いにあるため、クラブの収入の柱である広告料収入や入場料収入を始め、事業収入の幹を強く、大きくしていくことができるよう、日々の活動に真摯に取り組んでまいる所存です。
今回、減資および第三者割当増資においてお力添えをいただきましたことは、このクラブが岡山に必要な存在であると叱咤激励を頂戴したものであると痛感しております。ご期待に沿うよう、100年続くクラブを目指して精進してまいります。
このご恩に報いるには、県民の皆さまが週末の試合結果に一喜一憂し、スタジアムで盛り上がることのできる日常を一日も早く取り戻していくことだと考えております。これからも県民クラブとして、皆さまとともに成長してまいる覚悟でございます。
今後も引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。